看護師と介護職が良好な人間関係を築くためのコツ

介護士と看護師とは、同じ職場で働くことが少なくありません。
それぞれ与えられている職務は異なるものの、看護師や介護職の職務をすることもあれば、介護職が看護師のアシスタント的な作業を行うこともあります。
そのためでしょうか、お互いに不満を抱えてしまうことが少なくなく、人間関係でトラブルになりやすい傾向があります。
そんな看護師と介護職の人間関係を良好に構築するためには、いくつかのコツがあります。
1つ目のコツは、看護師は医療面においては介護士よりも高いレベルの知識があります。
看護師資格は国家資格で、これがなければ看護師として働くことはできません。
この医療の専門家という点を介護士がリスペクトすることによって、看護師が気持ちよく働ける環境づくりができるでしょう。
一方、介護士は利用者の生活や介護ケアに関してはプロです。
看護師はこうした部分において介護職をリスペクトすることで、お互いに業務の住みわけができ、良好な人間関係を築けるのではないでしょうか。

2つ目のコツは、看護師への要望や意見はストレートに伝えるという点があります。
「看護師はいつも忙しそうだから」という理由で希望や意見を飲み込んでしまうと、それが後からトラブルの原因になりかねません。
看護師にとっても、介護士のそうした要望はぜひ聞きたいと思っていることが多いため、ストレートに時間を見つけて伝えましょう。

3つ目のコツは、コミュニケーションにおいては根拠を示すことを意識するという点です。
看護師は、医学的かつ科学的根拠に基づいて適切な看護ケアを判断します。
そのため、介護士から要望を伝える際には明確な根拠を示した方が看護師にとっても適切な判断をしやすくなり、お互いの人間関係もスムーズになります。